どうも、悩める診断士のTKです。
本日はこんな悩みにお答えします。
FP(ファイナンシャル・プランニング)技能検定1級の資格に興味があるんだけど…
- FP技能検定1級の資格取得って難しいの?独学でいける?
- 学科試験(基礎編・応用編)にオススメのテキストや勉強方法ってあるの?
- 実技(面接)試験にオススメのテキストや勉強方法は?
同じような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
ライフプランニングや不動産、相続など、お金に関わるさまざまな分野でお客様の夢や希望を叶えるサポートをするFP技能士。
FP資格は中小企業診断士が保有する資格のNo.1であり、中小企業診断士一次試験と出題範囲が一部類似する箇所もあります。
※今回はFP1級に特化した記事のため、中小企業診断士との関連が知りたい方は下記の記事もご覧ください。
- 本記事の内容
- FP1級とは?(受験資格、難易度・勉強時間)
- 目指せ!FP1級学科(基礎編・応用編)試験攻略(テキスト・勉強方法・Q&A)
目指せ!FP1級実技(面接)試験攻略(テキスト・勉強方法・Q&A)
- 本記事の信頼性
- 筆者が中小企業診断士
- 筆者が1級ファイナンシャル・プランニング技能士
へぇー、技能士カードなんてあんだね…(金ピカでかっけーな♪)
ちなみに1級は金、2級は銀で顔写真入り、3級は緑で顔写真なしです
(…3級は銅じゃなく緑なんだ)…ちなみにカード作るのにいくらかかるの?
きんざいは1級と2級は1,980円、3級は1,650円で日本FP協会は1級と2級2,750円、3級2,310円です
ほう…協会で若干ちがうんだね…。僕も合格したら技能士カードつくろっと♪
先に結論を書いておくと、FP技能検定1級の資格取得は難しいです。
しかし、公私にわたってお金に関する幅広い知識を習得でき、これからの時代の大きな武器になるので、取得をオススメします!
このような方は、最後までじっくりと読んでみてください。
それでは、早速はじめていきます。
FP1級とは?(受験資格、難易度・勉強時間)
ここではFP1級の受験資格、難易度・勉強時間を見ていきます。
が、その前に復習もかねて、ファイナンシャル・プランナーとFP技能士の違いに関してみていきたいと思います。
ファイナンシャル・プランナーとは、一人ひとりの将来の夢や目標に対して、お金の面で様々な悩みをサポートし、その解決策をアドバイスする専門家です。
具体的には、個人や家族のライフプランに基づき、最適な資産設計や資金計画を提案・アドバイスをし、その実行のサポートをします。
日本FP協会では、ファイナンシャル・プランナーを「家庭のホームドクター®」と位置付けています
なお、ファイナンシャル・プランナーは職業の名称であり、誰でも名乗ることができます。
ただし、「くらしとお金」に関するアドバイスは多岐にわたるため、年金や保険、資産運用、税制、住宅ローン、相続など、幅広い専門知識が求められます。
そこで、「くらしとお金」に関する様々な専門知識を有していることを証明してくれるのがFP資格となるわけです。
つまり、FP技能士はファイナンシャル・プランナーであり、FP資格をもっている方ということになります。
そうなると1級は「くらしとお金」に関する様々な専門知識を高いレベルで保有してるってことか!
そういうことになりますね
受験資格
それでは話をもどし、受験資格を見ていきましょう。
FP1級を受験するには、下記の受験資格を満たす必要があります。
学科試験は①~③、実技試験は①~④のいずれかに該当することが条件となりますのでご留意ください。
ちなみに学科試験①の実務経験は、相談の実績があればFPサイトの運営とかでも大丈夫ですよ
ほう…単にサイト運営しているだけじゃダメだけど、相談の実績があればOKってことね!
難易度・勉強時間
ここでは難易度を合格率から見ていきます。
FP1級の合格率の推移は下記のとおりです。
1級は難易度が飛躍的にアップし、合格率の低さからもわかるように学科試験が最大の山場となります。
基礎編はマークシートですが、応用編は筆記となるので、基礎知識が身についてないとまず受かることはありません。
んー…僕の強大な運をつかって基礎編100点だったとしても応用で20点取らないといけないのか…
(…コイツ、応用できない前提か)まぁ基礎編はマークシートだから多少の運要素があることは否めませんね
だよねー、やっぱ運って重要だな♪
…FP1級は応用編で点数を稼ぐのが定石で、基礎編含め運をつかめるのはきちんと努力した人のみですよ!
…はいー(や〇子風)
なお、FP1級に関する記事は少ない上に資格保有者が書いてない記事が多く、資格難易度は「普通」とされることが多いですが、これを鵜呑みにしてはいけません!
受験資格があり、そもそもの受験者のレベルが高いことを加味すれば、難易度は「やや難しい~難しい」といっても過言ではないでしょう。
同様に、FP1級の偏差値は57-58とされてますが、仮に受験資格がなく誰でも受けれるならば、偏差値60前半くらいになるんじゃないかと考えます。
※偏差値がそもそもどういったものかの説明はここではしないので、気になる方はお手数ですがご自身でお調べくださいませm(_ _)m
合格までに2~3回受験する方も多く、4~5回目で合格したって方も少なくないですよ…
はぁ~…やっぱ難しいんだね、年に3回実施されるのがせめてもの救いですな。。。
また、実技試験はいずれも合格率が高いことから、学科合格=FP1級合格ととらえる方もいますが、その考えはかなり危険です。
理由は簡単で、受験者が学科試験合格者なので知識レベルが高く、そういった方がしっかり対策をした上で受験するからです。
長井〇和じゃないですが、合格率の高さから「落とす試験」ではないと考えられますが、対策せずに受験したら痛い目を見ること間違いない。
ウソだと思う方や信じたくない方…普通に難しいので、一度過去問を見てみてくださいね。
またまたぁー、不安をあおるのがうまいんだからー♪
…いや、だからウソだと思うなら、過去問見てみろよ、ク◯羊
~子羊くんFP1級実技試験の過去問確認中~
…マ…ママママ…マジぱねぇ…orz
…だからいったじゃないですか
この三文芝居はあながち的外れではなく、程度はあれど大半の方は同じように不安や焦りといったマイナスの感情を抱くかと思います。
しかしながら恐れることはありません!きちんと対策をすれば、絶対に大丈夫です!!
ちゃんと勉強をしていくうちに聞かれやすいポイントや勘所がわかるようになり、必要な知識をアウトプットできるようになります。
せっかく勝ち取った切符を有効に活用するためにも、学科試験合格後は早めに過去問を見て備えるようにしましょう!
なお、本記事は「きんざい」の実技試験を題材としていることにご留意ください!
もうひとつの実技試験(日本FP協会)は「面接(口述)」でなく、「筆記」だもんね
シャイな私は当初「筆記」を受ける予定でしたが、今は断然「面接」をオススメします!
ほう、その心は?
年3回受験できることに加え、実用的な知識を習得できるからです
へぇー…マークシートとか筆記とか書く試験とは違った知識ってことかな?
そうですね、提案なのでさまざまな角度から考える必要があるし、答えも一つでない点に面白さがありますね♪
そうなんだ…勉強しはじめたらすぐに楽しさを実感できるのかな??
いやぁー…テキスト2~3週目くらいですかねw
…
さて、勉強時間に関しては、難易度の部分が長くなってしまったので、サクッと見ていきます。
FP1級の勉強時間の目安は下記です。
まず学科試験に関して、予備知識の有無等によりますが大体450~500時間で、得意な人は300~400時間、不得意な人は600~700時間(またはそれ以上)とかなりの差が出るでしょう。
ちなみに筆者は2級合格が10年前とかなりブランクがあったこともあり、600時間(基礎編400時間、応用編200時間)ほどを勉強に費やしました。
2級合格者であれば、すぐに1級受けたほうがいいってことか
そのとおりです
次に実技試験ですが、これも人によるものの大体50~100時間に収まるかと思います。
筆者はテキストの見返し+過去問2年分(2022年2月~2023年9月で各24回分)を6~8周(TAC8周、その他6周)まわして、120時間ほどを費やしました。
ぶっちゃけ合格率が高いこともあり、10~20時間とかで余裕かと思ってたよ…
まぁそれで受かる人もいるでしょうが、きちんと対策するならそれなりの時間は必要かと
実技試験代(28,000円)もバカにならないし、僕も実技受験するときはきちんと対策しよっと
過去問2年分であれば、5周以上かつ細かな知識習得も加味して80~100時間あれば正直十分かと…
あれ?でもTKさんは120時間かけたんでしょ?
それは副教材にも手を出しちゃったからで、そのあたりは後ほど後編で説明しますね
目指せ!FP1級学科(基礎編・応用編)試験攻略(テキスト・勉強方法・Q&A)
さて、プロローグも終わったので、ここからはFP1級試験をもう少し掘り下げてみていきましょう。
冒頭から当たり前のように記載してましたが、まずは学科試験について簡単に触れておきますね。
FP1級を取得するには、学科試験(基礎編・応用編)と実技試験に合格する必要があります。
学科試験は基礎編と応用編に分かれており、出題形式は下記のとおりです。
- 【基礎編】マークシート方式による筆記試験(四答択一式)50問:100点満点
- 【応用編】記述式による筆記試験 5題:100点満点
合格基準は200点満点中120点以上であり、基礎編と応用編を合算した点数となります。
それぞれに最低ラインはないので、極端な例をあげれば基礎編90点、応用編30点でも合計120点なので合格となります。
その他、持ち込み品や試験範囲等は公式サイトをご参照ください。
https://www.kinzai.or.jp/ginou/fp/1kyu/index.html
多くの方は「記述式(応用編)」という言葉に反応することかと思いますが、実は学科試験のおいて鬼門となるのは基礎編です。
FP1級試験は過去問がそのまま流用されることが少なく、幅広いかつ細かな知識が必須となることもあり、膨大な勉強時間を確保する必要があるのです。
知識をしっかりつけても、基礎編は2択から絞り切れず運ゲーとなることもしばしば…
…えっ、それは…言いにくいけどTKさんの知識不足じゃない?w
…そこは否定しませんが、何問かはそれほど細かい論点を問われるってことです
んー、まあ僕は運がいいから問題ないか♪ところで応用編はどんな感じ?
(不合格フラグが…)応用編は難化傾向にあるものの、過去問対策による効果が期待できますね!
そうなると応用編でしっかり点数とって、基礎編で取れる問題を確実にとるのが攻略のカギになりそうだね
…おお、めずらしく鋭い意見…そのとおりです
オススメのテキスト
FP1級は教材が少なく、きんざいのテキストが廃版となったこともあり、ビジネス教育出版社かTACかの2択になるかと思います。
筆者はTACを使用してましたが、これから購入するのであれば、きんざいの後継本と呼び声高い「ビジネス教育出版社のテキスト」もオススメです。
なお、別記事(「FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士」との関連)では、「みんなが欲しかったシリーズ」も検討の余地ありとしています。
2級や3級であれば難易度的にまったく問題ないのですが、記事中で言及しているように1級テキストとしてはやや心もとないこともあり、ここでは省略しています。
オススメしてるけど、TKさんはなんでビジネス教育出版社のテキストにしなかったの?
学科試験を2回受けてるんですが、1回目受けた際にTACときんざいを使っていたからです
あー、そいや刊行時期考えると、1回目の時はまだ発売もされてなかったのか!
そうそう。本屋で見て購入も考えましたが、次落ちたら購入しよう思い、その時は見送りました
そいや、ビジネス教育出版社は「梶谷さん(@kajiya_mika)」って講師の方が有名ってきいたことあるな
はい、X(Twitter)で積極的に情報発信してますし、筆者も試験ノウハウを伝授してもらいました♪
ほう…僕も早速フォローして情報収集しよっと♪
♥(←Xでいう「いいね」を表現しているだけでキモくないですよw)
勉強方法
ここでは勉強方法をみていきます。
難しいことは一切なく、勉強方法はいたってシンプルです。
テキスト
まずはテキストの勉強方法ですね。
これはシンプルですが、先程オススメしたテキストを最低でも3周回しましょう!
ただ、筆者のように2級試験からブランクがある方は、普段FP業務に関わっていない方や、少なくとも5周は目指したいところです。
手持ちのテキストの習熟度が高いと判断した方は、初見の問題を減らす意味で次に記載する過去問道場の利用もオススメです。
テキストって表現だとわかりにくいので補足すると、メインは問題集ですね
…(じゃあはじめからそう言えよ、カ〇)
問題集を解いてあいまいな部分をテキストでしっかり補うようにしていきましょう!
ふむ…んで一定レベルに達したら、過去問道場の利用も考えると?
はい。ただ、習熟度が低いうちに色々手を出すのは危険なので、まずは基礎を固めるよう意識してください!
はいー(でも基礎固めといっても範囲が広すぎるから大変そうだなぁ…)
過去問道場
前述しましたが、ある程度習熟度が高くなったら過去問道場の利用もオススメです。
特に複数回試験にチャレンジしており、基礎編の点数が伸び悩んでいる方はこちらの利用を検討してみましょう。
- FP1級 過去問道場(FP1級ドットコム):https://fp1-siken.com/kakomon.php
筆者は2回目の学科試験までにTAC10周+きんざい5周し、手持ちのテキストにおいては、かなり自信があるレベルまで勉強しました。
しかしながら、1回目54点、2回目56点と基礎編の点数は正直伸び悩みました…。(地頭の問題かもしれないという本質的な問題は無視…w)
そこで、X(Twitter)等のSNS含め色々情報収集した結果、基礎編の高得点者は過去問道場利用者に多いことがわかりました。
個人的に興味もあったので、2回目の試験後に実際に利用してみたところ、確かに解説も丁寧でわかりやすかったです。
加えて、私が利用したタイミングが良かったのですが、「類似問題表示機能」が実装されたことは大きなメリットかと思います。
これは優れた機能で、過去に類似した問題が何問出題されたかがわかる機能(出題時期もわかり、その問題へのリンクもあり)になります。
基礎編は過去問がそのまま流用されることは少ないといわれますが、この機能を活用して遡れば過去問の流用がないわけではないことが実感できると思います。
問題集は近年のデータを中心に良問を集めているものの、数年前の問題から再出題されることもあるので、絞り切ったりまとめたりするのがなかなかに難しいのが現状ですね。
繰り返しになりますが、時間に限りがあるならば、初学者の方は基礎を身につけるという意味では、テキストを使った勉強を優先したほうがいいと思います。
ただ、時間がある方や再受験まで時間が空くという方は、基礎編の強化を目的に過去問道場の活用をオススメします。
筆者は2回目ダメだったら、過去問道場使う予定でしたね
テキストだけじゃ難しいのかー、過去問は何年分くらいやるのがいいのかな?
んー…一概に言うのが難しいですね…複数回勉強する前提で時間が許す限りですかね
そうだよねー。。。ところで無料で使えるの?
もちろん無料です!…といいたいとこですが、2023年11月より有料化(980円~)となりました
そっか…運用も大変だから、仕方ないよねー(むしろそれまで無料で提供してたのがすげーわ)
学科編Q&A
さて、ここからは学科編に関して、みなさまの素朴な質問に答えていこうと思います。
Q、基礎編の得点を上げるにはどうしたらいいでしょうか?
これは上で説明したとおりですね。
問題集を中心にテキストを3~5周(もちろんそれ以上でもOK)回して、基礎を固めることが第一です。
そして、習熟度が高いと感じた場合、または複数回受験していて基礎編に伸び悩んでいる場合に、過去問道場の利用を検討しましょう。
正解の選択肢だけでなく、他の選択肢のどこが誤っているかをいえるくらいの知識レベルまでもっていくようにしましょう!
Q、応用編の得点を上げるにはどうしたらいいでしょうか?
これは対策方法が決まっていますが、問題集の応用編を繰り返しといて、解き方と関連知識を確実に身につけることですね。
なお、問題集には各分野の頻出パターンや良問が掲載されていますが、直近2~3回分は掲載されていません。
直近の問題と問題集含めた2~3年分を確実に解けるようになれば、応用編に必要な土台は身につくでしょう。
ただ、土台を身に付けたはずなのに、少し捻った問題が出ると解き方がわからなくなってしまうという方も多いのではないでしょうか?
応用編の点数に伸び悩んでいる方に多いですが、これに該当する方は模範解答を覚えているだけで、本質的な理解をしていない可能性があります。
計算式を覚えることは当然ですが、なぜこの解き方になるのか、なぜこの式を使うか等、しっかりと腹落ちするレベルまで落とし込む必要があります。
そして、落とし込んで軸が確立できたと感じたならば、身に付けた関連知識を用いて問題の深掘りをしてみることをオススメします。
例えば、今回はケースでは普通養子だったが、これが連れ子養子や特別養子だったら、これが○○だったら2割加算の対象となるはず…とか。
このような感じで身につけた関連知識をアウトプットしていけば、記憶はより定着しますし、理解があいまいな部分を洗い出すことも可能です。
下記は一例ですが、筆者が試験前に+αとして意識していた点になります。(実際はもっとありますが、参考程度ということでイメージしやすい部分をピックアップ)
ここでは到底書ききれないのでかなりざっくりしてますが、上記のような感じです。
一つの問題を違う角度から見ていくことで知識の幅が増え、対応力が身につき、当日のイレギュラーにも喰らいつけるようになります。
この喰らいつくということがFP1級ではとても大事です。
基礎編に運の要素があるのは否めませんが、応用編がある以上それだけでは合格できません。
運を掴めるのはちょっと勉強してたまたま山が当たった人でなく、しっかりしっかりホントにしっかり勉強を頑張ってきた一握りの人たち。
そういった人たちがあと一問、あと一点を積み重ね、時に運を味方にして合格するのがこの試験だと思います。
いってましたよね?
かの有名なあの先生も👓
諦めたらそこで…
いわせねーよ!!!by我〇家の杉〇
…いわせてもらえませんでしたが、難化回と噂の2回を受けた筆者はそう感じました。
※2回とも応用の穴埋め問題は微妙でしたが、記述問題はそれなりにあっていたので多少なりとも信じていただければ幸いですw
ひょっとしたら上記に関して、どこぞの議員みたいに「ちがうだろ!ちがうだろぉぉぉぉぉ!!!」と筆者を罵倒批判したい方もいるかもしれません。
しかしながら、筆者はそれで応用編を突破したのも事実なので、気になった方は問題の深堀りと関連知識のアウトプットを意識してみてください!
それなりにあってたなら、なんで1回目落ちたのよ
んー…穴埋めの出来の悪さと建蔽率・容積率と相続税評価額の単純な計算ミスですな
あー、部分点がないとこね
…今でもたまに悔やみますが、計算式はあってたから電卓操作ミスったんでしょうねー
ハッハッハッ、電卓ミスも実力のうちでしょ!?どんな試験でも点とれるところこそ丁寧に計算して確実に点をとるのが鉄則だよ♪
(…なんもいえねぇ)…そのとおりです
Q、試験時間内に解ききれるか心配です…
これは基礎編でも応用編でもいえることですが、わからない問題にとらわれないことですね。
2~3分考えてもダメならその問題は捨てるか、後回しにするといったように自分の中でルールを決めたほうがいいです。
ちなみに筆者は本試験以外に学科を通しでやったことはありませんが、ひと通り終わった後に確認するくらいの時間はありました。
もちろんスピードは大事ですが、基礎ができてれば時間が足りなすぎるってことはないので過度な心配は無用かと。
Q、独学でも大丈夫でしょうか?
独学でも大丈夫です。
筆者を例に挙げると、TACときんざいのテキストと問題集を活用し、模試利用なしで過去問を通しで解くこともせず、合格できました。
もう少し具体的にいうと、TAC10周、きんざい5周ほど回し、問題集はほぼ完璧レベルといえるレベルまで仕上げ、勉強時間は600時間ほど費やしました。
今から始めるならば、ビジネス教育出版社の「1級FP技能士(学科)合格テキスト」と「1級FP技能士(学科)対策問題集」+過去問道場でもいいですね。
ビジネス教育出版社のテキストは内容はもちろん、ベテラン講師の梶谷さんのXでの発信内容を見れば、受験生目線で作られていることがご理解いただけるかと思います。
…とここまで独学でいく前提で説明してますが、独学は質問できない点が大きなデメリットとなります。
場合によっては、不明点の調査等に時間を浪費しやすい、問題が解決しないこともあるのでご留意ください。
費用が問題とならないのであれば、後述する通信講座の活用もオススメです。
なお、ビジネス教育出版社にも通信講座があります。
ただ、梶谷さんがXで割引告知をしている場合があるので、タイミングがあえばそちらを利用した方がお得かと思います。
Q、テキストは常に最新版がいいでしょうか?
複数回チャレンジをしている方はこのような悩みもありますよね?
結論としては、最新版が望ましいですが、前年度版で既に使用しているなら無理に切り替えなくて大丈夫です。
既に使用しているものはマーカーを引いたり、メモを取ったりしてたりと自分色に染まっているのではないでしょうか?
そういった場合は「過去問道場の法令・制度改正事項」を確認して、それらをテキストと問題集に反映するようにしましょう。
ちなみに筆者の経験に基づくと、各種年金額が変更する場合は、テキスト・問題集ともに対象箇所がそこそこ多いので多少手間がかかります…orz
その点、最新版は法改正にもある程度反映(改正時期によっては自分で調べて反映する必要あり)しているので、手間がかからない点はメリットですね。
なお、2年度以上前のテキストを使うのはオススメできません!
法改正の反映の手間はもちろんですが、テキストは試験傾向を踏まえて毎年度、調整や修正を行っているためです。
コスパを気にして試験に落ちては元も子もありません。
もし2年度以上前のものを使用されている方がいましたら、心機一転して最新版のテキストを購入するようにしましょう!
Q、試験後に自己採点したいのですがどうしたらいいでしょうか?
きんざい公式HPの模範解答ページにて当日の17時半に模範解答が公開されるので、正誤に関してはそちらで確認できます。
なお、配点に関しては非公開であるものの、下記のお二方がX(旧Twitter)にて配点予想を行っているので、試験結果が気になる方は見てみるのもいいかと。
- 梶谷 美果さん(@kajiya_mika):https://twitter.com/kajiya_mika
- ほんださん/FPチャンネル(@hondarfp):https://twitter.com/hondarfp
配点予想なのであくまでも参考の位置づけですが、どちらの方もFP界隈で有名な講師ですので、大きくは外れていないかと思います。
大きく外れる要素があるとしたら、次に説明する「得点調整」が挙げられますね。
Q、試験後によく話題になる「得点調整」とは何ですか?
これは受験後に自己採点した結果、ギリギリ受かるか受からないかの点数だった受験生にとっては、とても関心度の高い内容ですよね?
まず、得点調整の考え方は下記の3つになるかと思います。
- 部分点→計算問題の答えは間違っているが、計算過程や考え方があっている場合に加点
- 配点調整→正答率の高い問題の配点を高くしたり、低くしたりすること。逆もしかり
- 全体調整(ゲタ)→平均点が低すぎる場合は全員に加点。ただし、平均点が高すぎる場合は全員に減点もあり得る
結論としては上記のいずれか、または組み合わせの可能性はありますが、得点調整に関してはブラックボックスなので今後も明らかになることはありません。
ただ、部分点は確実に存在し、難化回では部分点を期待できますが、易化回や普通回では部分点を期待しないほうがいいといえます。
毎回合格発表日には「想定よりも点数が高かった♪」との声が上がりますが、大事なのはどの回でも部分点なしに120点以上とれる実力を身に付けることです。
部分点に期待するとなると合格発表までずっとモヤモヤが付きまとうことになってしまうので、計算問題に完答することを意識してください。
ちなみに筆者は自己採点で123点と点数としてはやや心もとない結果でしたが、計算問題は完答が多く、また間違った箇所の部分点を考慮しませんでした。
難化回だったので部分点はあれどマイナス要素は少ないと見込み、合格発表までモヤモヤすることは少なかったですし、結果として130点とほぼ予想通りでした。
あれ、少なかったって…モヤモヤしなかったわけではないんだね?
そりゃまあ筆記だから、記載ミスとか転記ミスの可能性もありますからね
確かに…1個でもミスったら怪しい点数だしねw
(…なんもいえねぇ)…そうならないように理想は部分点なしで130点付近を狙いたいですね
なお、先ほども少し話に出しましたが、独学では不安という方もいるかと思います。
そういった方は、このあとの「おしらせ」に記載している通信講座を検討することも選択肢の一つかと。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回は「FP技能士1級」とは?-前編-と題して、FP1級の概要と学科試験に関して解説してきましたが、いかがでしたか?
FP技能士1級に興味を持った方、また試験攻略のイメージがわいた方もいるのではないでしょうか?
FP技能士検定1級の鬼門は学科試験です。
後悔せずに最後までやり抜くためにもテキスト選びは慎重に行いましょう!
また、FP技能士検定1級は独学でも十分に合格可能です。
しかしながら、独学に少しでも不安を感じる方は通信講座の利用をオススメします。
…
ん?子羊君どうしましたか?(このパターンどこかで…)
いや、今回の記事も終わり方が唐突というか…
…(ギクッ!?)
いつもだったらこのまま実技試験の解説に入ってる気が…
バレましたか…例のごとく書いているうちに超大作になってしまったので、やむを得ず分けることにしたんです…orz
言い訳はよしたまえ、まあ次回も期待してるよ♪
…(うぜー…)
というわけで、また「FP技能士1級」とは?-後編-でお会いしましょう♪
内容は実技試験に関することがメインであり、既に記事の大半を作成済みなので、そこまで時間を空かずに発信できると思います。
FP1級試験を勝ち取りたい方に有益な情報を届けられるよう頑張って作成するので、お待ちいただければ幸いです。
今回は以上です。ありがとうございました。